現在、台湾人の彼と交際中。
今後、もしも結婚となった場合、彼の家族と同居することになるのかな?
詳しく知りたい。
結婚で真っ先に気になるのが、「義両親と同居になるのかどうか」ではないでしょうか。
特に台湾は、家族をとても大切にするお国柄ということもあり、同居は避けられないと思っていらっしゃる方も多いと思います。
という事で今回は、台湾人の長男に嫁いだ私の経験をお話ししたいと思います。
今後、台湾人と結婚する予定がある方や、台湾人と結婚したいと思っている方の参考になれば幸いです。
結婚後の同居率は高い
まず、相手の男性が今現在ご両親と同居をしている場合、結婚してもそのまま同居する可能性が高いです。
なぜかというと、私たち日本人と台湾人との間には、明確な考え方の違いがあるからです。
別々に住むメリットがないと思っている
台湾人が結婚後も親と一緒に住む理由の一つに、「わざわざ高い家賃を払ってまで別々に住む意味がない」と考えていることが挙げられます。
これは、親に限らず子供も同じように考えているため、必然的に同居率が高くなっているのです。
しかしながら、最近では、台湾でも妻が夫の両親との同居を望まないために、別々に暮らしているケースも増えてきています。
とは言っても、台湾人男性としては「出来ることなら親と同居したい」というのが本音ではないでしょうか。
同居しないケースは?
では、妻が同居を望まない以外に、同居しないケースにはどんな場合があるのでしょうか。
実家が遠い
まずは実家が遠いケースです。
実家が台中や台南にあり、仕事の関係で台北や高雄など実家から離れた場所に住んでいる場合がこれに当てはまります。
ただし、例えば兄弟姉妹が同じ台北で働いている場合などは、兄弟姉妹で一緒に暮らしているというのはよくある話です。
その場合も、そのままその家に住むことになる・・・というのは多いにありえます。
家族が増えすぎて一緒に住めない
また、本当は家族と一緒に住みたいけれど、同居人数が多すぎて一緒に住むのが不可能なために別居を選んだケースも。
以前に、夫が友人から家を購入しようと考えていると相談を受けたことがあり、一緒に話を聞いてびっくり。
なんとそのご一家は、ご両親と兄家族(子供3人)、自分の家族(子供2人)と3LDKのアパートに一緒に暮らしており、二人目が生まれて流石に同居が辛くなり別々に住むことにしたとの事でした。
3LDKに11人!?と思わず絶叫。
台湾人でも、この人数になると流石にキツく感じるのだなと妙に納得したのでした。
私の場合
さて、ここからは、我が家のケースをお話ししたいと思います。
始めは同居からスタート
我が家も例外ではなく、同居から新婚生活がスタートしました。
というのも、夫が結婚前から両親と同居していたこともあり、そのまま自然な流れで義両親と同居することになったのでした。
今になって思うと、夫から「結婚したら二人で住もう」という話が出た事は一度もなく、夫の中では結婚しても両親との同居は当たり前という考えだったのだと思います。
次第に一人の時間・夫と二人の時間が欲しいと思うように
義両親は本当に優しくいい人達で、楽しい台湾生活を送れて幸せだなと満足していました。
しかし、時間が経つにつれて、自分の時間・夫と二人の時間が取れない事を辛く思うようになっている自分がそこにはいたのです。
例えば、
- 夫の休日に二人で出かけようとすると、毎回義両親も一緒
- 家族の行事には絶対参加
- 部屋にいると、リビングで一緒にお茶を飲もうと声をかけてくれる
などなど。
とにかく、常に家族で一緒にいることが大好きな台湾人の義家族。
私は一人暮らしが長かったこともあり、一人でいる時間も大切にしたいし、何より新婚なので夫と二人でデートする時間も楽しみたかったのです。
夫に相談して別居が決定
義両親は好きだけれども、二人の生活も楽しみたいと夫に正直に話したところ夫も承諾。
といより、滅多に泣かない私が号泣したのにびっくりして、OKしてくれたというのが大きかったかもしれません。笑
ちょうどその頃、義両親が別宅が欲しいと購入していた家があり、そこに私達が住む運びとなりました。
ただ、よくよく話を聞いていると、夫の名義で購入し夫がローンを組んで支払っていると聞きびっくり。
夫も、買った後で知らされたそうで「さすが台湾だな〜」と感じた出来事でした。
やっぱり、台湾は親が強いです。
徒歩数分の場所に引っ越して別居
肝心の私達の新居はというと、義理家から徒歩数分の場所にあります。
義両親が選んだので、当然義理家からすぐ近くの場所だろうなとは覚悟していたのですが・・・
初めて訪れた時にはあまりにも近くて、思わず「近っ!」と心の声が漏れてしまったのでした。笑
義母は、「近くて便利よね〜!毎日でも会えるわよ。」とご満悦。
なんだかんだ色々ありつつも、今は週2回くらいのペースで義理家に遊びに行くのが習慣となっています。
同居はその家族の考え方による
我が家の場合は、別々に住みたいと言った時は義母が猛反対。
義母からすれば、一緒に住めば食費や光熱費も折半だし家賃もかからなのに、なぜわざわざ別々に住む必要があるのかわからないという様子でした。
ただ、文化の違いがあることや、新婚生活を大事にしたいことなどを説明し、それならと納得してくれました。
また、最近夫の友人(長男)が結婚したのですが、別に家を購入し両親とは別々に住んでいるとのこと。
そのため、みんながみんな同居を当たり前だと思っている訳でもないようです。
ですので、確かに台湾は同居率が高いですが、同居するかはその家族の考え方次第だとも言えます。
結婚前に話し合っておく
同居に抵抗がある場合は、あらかじめ伝えておくか、相手家族がどういう考え方なのかを結婚前にリサーチしておくのが◎。
国際結婚は、文化の違いがあるために “こちらの当たり前が通用しない” と肝に命じておきましょう。
そうすれば、少なからず結婚した後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔することも減るのではないでしょうか。
色々ある台湾生活ですが、私はやっぱり台湾が大好きです。
これから台湾で生活を考えている方の参考になれば幸いです。
ではまた。