台湾人の彼からプロポーズされて結婚することに。
台湾の義理家との関係ってどんな感じなんだろう?
詳しく知りたいな。
台湾人男性との結婚が決まって最高に幸せ!
でも、日本を離れ外国で生活することに、少なからず不安を抱いているのではないでしょうか。
特に、義理家族との付き合いは、気になるところだと思います。
ということで今回は、台湾人の夫を持つ私の義理家との関係を赤裸々に書いてみました。
参考になれば幸いです。
目次
義理家との関係は日本に比べ濃厚
まず、台湾の義理家との付き合いについて言うと、日本に比べかなり濃厚だと思います。
というのも、台湾は家族をとても大切にするので、必然的に濃い付き合いになるためです。
また、どのくらい濃厚かというと、“最低でも週に一回は義理家に遊びに行くくらい” です。
我が家の場合は・・・
我が家の場合は、家族の仲が良すぎるということもあり、最低でも週に2回は義理家に遊びに行っています。
日本のように、お盆とお正月に帰るくらいの距離感だと思っていると、後々後悔する羽目になるかもしれません。
予め心積もりしておく事をオススメします。
良かったなと思うところ
良いところ
- 実の娘のように接してくれる
- 困っている時に助けてくれる
- 変な気を使わなくていい
- 性格があっさりしている
- 実家への帰省を快く思ってくれる
それでは、ここからは、義母・義理家との関係で「ありがたいな・良かったな」と感じる部分について、詳しく書いていきたいと思います。
実の娘のように接してくれる
自分の家だと思ってね
台湾での結婚は、パートナーと新しい家庭を築くというよりは、“パートナーの家に入る” という表現の方がしっくりきます。
一番印象に残っているのは、結婚式当日に義母が「今日からはここが自分の家だと思ってね!」と言ってくれたこと。
この言葉通り、実の娘のように可愛がってくれて、とても感謝しています。
私の味方になってくれる
また、そこまでしてくれるんだ!と感動したのが、夫(自分の息子)が悪いことをした時に、迷わず私の味方になってくれることです。
以前に、夫が二日続けて友人の家に泊まりで遊びに行く事があったのですが、それを聞いた義母はご立腹。
義母「あなたはそのお友達のこと知ってるの?あなたも一緒に行きなさい!夫 (息子)だけ泊まりで遊ぶなんてズルいわよ。」
と言ってくれ、なんていい人なんだ!と感動。
この状況だと、中には夫の管理ができない嫁を責める義母もいるのではないでしょうか。
でも、私の義母は、全力で嫁の味方になってくれたのでした。
まぁ、私自身としては、夫のことは信用しているので、友人の家に泊まりに行っても全然気にはしないのですが・・・。
それでも、嬉しかったです。
物をたくさんくれる
本当に、これでもかというくらい、大量にくれます。笑
私がオリーブオイルを頻繁に使うといえば、どこからか大量に仕入れておいてくれたり、高級な黒胡麻油をくれたりと、本当に助かります。
ただし、たまに冷凍庫・冷蔵庫に入りきらないくらいの食材をくれるときがあり、困ってしまうことも。笑
けれども、常に私達夫婦のことを思ってくれているのがわかるので、とても有り難く感じます。
困っている時に助けてくれる
義父母のすごいところは、私が困っているかもしれないというのを察知し、先回りして助けようとしてくれるところ。
たまに、この人達はエスパーなんじゃないかと思うほどです。笑
例えば、日本に帰る飛行機が早朝の便でどうやって空港まで行くか困っていた時、義父が率先して送迎を申し出てくれたりします。
きっと、ずっと気にしてくれてたんだろうなと思うと、それだけで嬉しいですよね。
変な気を使わなくていい
遠慮しなくてOK
初めの頃は、家族になったといえど、他人である義理家族に気を遣っていました。
でも、私が遠慮する度に「本当の家族になったんだから、気を遣わなくていいのよ!」と言ってくれ、今では無理をすることがなくなりました。
嫌なことはっきり言ってOK
また、文化の違いがある分、「嫌なことはハッキリ言ってもらわないとわからないから!」とも言われ、それからはハッキリと伝えるように。
もちろん、義母からも直して欲しいところはハッキリと言われますし、だからこそ良好な関係が築けているのだと思います。
性格があっさりしている
根に持たない
そうは言っても初めのうちは、「こんなにハッキリ伝えて、根に持たれたりしないのだろうか。」とビクビクしていました。笑
けれども、びっくりするくらいアッサリしていて、全く気にしていない様子なんですよね。
台湾人の友人を見ていても思いますが、台湾人は裏表のない人が多いような気がします。
好意に感謝をしてくれる
また、義家族の特にすごいなと感じるところは「人の好意に素直に感謝ができるところ」です。
私の場合は、相手が良かれと思ってしてくれた好意に対して、お節介だなと感じてしまうこともあるのですが(汗)、義父母には全くそれがありません。
私が大して上手でない手料理をふるまっても、心から喜んでくれますし感謝してくれます。
義父母がいつも幸せそうなのは、こういう心の在り方でいるからだとつくづく思います。
実家への帰省を快く思ってくれる
上記にも書いた通り、台湾人は家族をとても大切にします。
それは、自分達家族だけでなく、私の家族に対しても同じように思ってくれているんですよね。
そのため、私があまり日本に帰っていないと「帰って家族に会っておいで。親孝行しておいで。」といつも言ってくれます。
日本だと、嫁が実家に帰省することを快く思わない義家族も少なからずいると思うので、これには感謝しかありません。
疲れるなと思うところ
疲れるところ
- 訪問頻度が多い
- 家族行事は絶対参加
- 義母からのお願いが多い
- 我が家を倉庫がわりに使う
- 妊活に過干渉
逆に、ここはちょっと疲れるなと思うところです。
訪問頻度が多い
一緒にご飯食べようコール
家族と一緒にいるのが、とにかく大好きな台湾人。
我が家は義理家から徒歩数分の場所にあるため、毎日のように夕飯のお誘いコールがあります。苦笑
最初の頃は断りづらく、週に3・4日多い時で5日義理家へ帰っていましたが、夫婦の時間も大切にしたいと伝え、今は週に2回ほどに減りました。
(それでも、同じ日本人妻の友人からすると多いようです。笑)
突然やって来る
私達夫婦が帰る回数も多いですが、突撃訪問も多いんですよね。
義父母は我が家の鍵を持っているので、連絡なしに突然やってきてびっくりする事が多々あります。
以前に一度、まだ私達夫婦が寝ている早朝にやってきた時は、さすがにイラっとしてしまいました。苦笑
どうやら義母の中では、「息子(夫)の家=自分の家」という考えなのだそう。
まぁ、でも、掃除する前で家が散らかっていても全く文句を言われないので、そこは有り難いと思っています。
家族行事は絶対参加
台湾人はとにかく家族・親戚でお出かけするのが大好きです。
我が家は特に親戚同士の仲が良く、頻繁に日帰り旅行に行ったり一緒に食事をしたりします。
そして、彼らにとって家族行事は「何よりも優先すべきこと」という認識。
そのため、よっぽどの事がない限り不参加は許されません!苦笑
また、夫が仕事で参加できない場合は、私だけで参加することもあります。
みんないい人達で好きなのですが、一人参加は疲れるというのが正直な本音です・・・。
義母からのお願いが多い
良かったなと思うところでも申し上げた通り、義母は私のことを自分の娘のように可愛がってくれます。
これは本当に有難いことだと思っています。
ただし、義母が私にしてくれた事は、その分お返しをしなくてはいけません。
「ギブアンドテイク・持ちつ持たれつの関係」 というヤツです。
用事がなくても呼び出される
私自身、手伝える事は出来る限り手伝いたいと思っています。
でも、「一緒にご飯を作りたかった」などの理由で呼び出されると、忙しい時だとさすがに「オイッ」とツッコミたくなります。笑
義母に言わせると、娘(私)との時間を楽しみたかったとのこと。
嬉しい、嬉しいんですよ。
ただ、私も仕事と家事があるので、ほどほどにしてくれとお願いしました。笑
我が家を倉庫がわりに使う
義母の「息子(私の夫)の家=自分の家」という考えは今も変わることがなく、今後使うであろう親戚からもらったベビーカーなどを我が家に勝手に持ってきておいていきます。
私からすると、子供はまだいないし、もしできなかったらどうするんだろう?と正直モヤっとしてしまう事も。
他にも、義理家に置くスペースがないなどの理由で、我が家に関係のないものをどんどん持ってくるので、これはさすがに困っています。
妊活に過干渉
デリケートな妊活問題。
日本だと、義理家との関係にもよるかもしれませんが、夫婦の問題にそこまで深く関わってくる事はないのではないでしょうか。
でも、台湾の場合は、子孫を残すことは家族の問題であると考えられているため、積極的に関わってきます。
私からすると、そんな事まで話さないといけないのか・・・と引いてしまったほど。苦笑
また、義妹も私と同じく長男に嫁いだため(昨年息子を出産)、まだ子供のいない私達夫婦のことをとても心配してくれているのはわかるのですが・・・。
過干渉すぎて気持ちが萎えてしまい、夫に勘弁して欲しいとお願いしたほどです。
もし、長男に嫁ぐ場合は、義理家からのプレッシャーはかなりのものになると覚悟しておきましょう。
無理のない距離感を見つける
台湾はどうしても義家族との距離が近くなるため、時にはストレスになってしまう事もあります。
そんな時は、無理をせず素直に伝えることです。
私もずっと我慢していて爆発してしまったことがあり、それ以降は素直に伝えるようになりました。
また、台湾人はフレンドリーで優しいと言っても、やはり良い人もいればそうでない人もいます。
結婚する際には、相手の家族がどんな人達なのか自分との相性は良いかなど、しっかりと見極めた上で決めるようにしましょう。
同じ台湾人夫を持つ者として、楽しい台湾生活になることを心から願っています。
参考になれば幸いです。